iPadOS 13におけるQuick Action機能の検証と結果

WHAT IS SUMMARY?
  • iPadOS 13でQuick Actionは機能強化。
  • iPhone上のiOS 13と比べると機能が若干弱い。
  • アップデートで同等機能になることを望む。

iOS 13とは同等ではない模様。

iPadOSになって、こっそりQuick Actionクイックアクションが強化されています。すると、期待するのがウィジェットを長押しで呼び出せること。果たして、iPhoneのような挙動をするのか、その検証。

はじめに

検証結果をお伝えする…その前に、Quick ActionとiPadOSについての補足的事項を話しておきます。

Quick Actionとは?

Quick Actionとは?

この『Quick Actionクイックアクション』とは、アプリのアイコンを長押しすることにより、固有の動作に素早くアクセスできるショートカット機能のこと。

Quick Actionで呼び出せるメニューはアプリ依存。なので、ウィジェットをそのまま呼び出せるものもあれば、専用のコンテキストメニューを設けているものもある。もちろん、何も追加メニューがない(並び替えと共有しかない)アプリもある。

iPadOSでQuick Action強化

このQuick Action自体は、iOS時代のiPadでも存在はしていた。

しかし、iOS時代でのiPadのQuick Actionは、とてもじゃないが使い物にならなかった。どれくらい使い物にならないかは検証を見てほしい。それはともかく、今回のiPadOSによって、iPadでのQuick Actionが“覚醒”したと言っても過言ではないはず。それを本検証で体感してもらえれば、と。

検証

それでは本題。
これから、iPadOSにおけるQuick Actionの挙動について、機能検証を行っていく。なお、今回はApple純正アプリに絞って検証している。アプリを網羅するのは大変なので、これくらいで収めてほしい。

検証デバイス 検証OS
iPad mini(2019) iPadOS 13.1.2
iPad Pro 11″(2018) iOS 12.4
iPhone 11 Pro iOS 13.1.2

検証デバイスと検証OS。

なお、検証デバイスと検証OSは上記のとおり。
OSのバージョンによって挙動や機能が異なるので、そこだけ注意を。比較対象としてiPhone 11 Proも参加させております。

【検証1】ショートカット

ショートカット比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)
ショートカット比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)

まずは、『ショートカット』(旧Workflow)という自動化アプリ。
このアプリを最初にしたのは、個人的に利用頻度が高く、なおかつDockに置いておくべきアプリと感じているから。

iOS時代では、長押ししても反応ナシだったショートカットアプリ。それがiPadOSになると、Quick Actionが反応するように変化。これは嬉しい進化。

ショートカット比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)
ショートカット比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)

しかし、iPhone上のiOS 13のようなウィジェットの呼び出し。これがなぜかできない。残念ながら、iPhoneのような使い勝手ではなかった。

結論:反応するがウィジェット発動ナシ

【検証2】ファイル

ファイル比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)
ファイル比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)

次に、『ファイル』というファイラーアプリ。
こちらは多くのユーザーがDockに置いている気がする。

ファイルアプリは、iOS時代でもQuick Actionで反応していた。それがiPadOSになり、少しのレイアウト変化があった感じ。なので、基本的には一緒と思ってよさそう。

ファイル比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)
ファイル比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)

iPhone上のiOS 13でも挙動は一緒だった。なので、遜色なく使えるはず。

結論:iPhoneと遜色ナシ

【検証3】カレンダー

カレンダー比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)
カレンダー比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)

今度は『カレンダー』アプリ。
個人的にはQuick Actionで使わない系アプリだが、利用者はある程度いそうと推測。

iOS時代では、一切反応がなかったカレンダーアプリ。iPadOSでは、Quick Actionからイベントを追加できるようになった。何も反応しなかったことを考えると、これだけでも便利になったと思える。

カレンダー比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)
カレンダー比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)

しかし、iPhone上のiOS 13のようなウィジェットの呼び出しには対応していない。おそらく、iPadには不要と判断したのだろう。

結論:反応するがウィジェット発動ナシ

【検証4】リマインダー

リマインダー比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)
リマインダー比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)

カレンダーとくれば『リマインダー』アプリ。 リマインダーのような速攻感が欲しいアプリこそ、Quick Action効果が活きてきそう。

こちらもカレンダー同様、iOS時代では反応ナシだったのが、iPadOSになってQuick Actionが使えるように。これで新規リマインダーを作成する手間が減った。

リマインダー比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)
リマインダー比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)

残念ながら、こちらもカレンダー同様、iPhone上のiOS 13のようなウィジェット呼び出しには非対応。…そろそろ“法則性”が出てきた気がする。

結論:反応するがウィジェット発動ナシ

【検証5】写真

写真比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)
写真比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)

だんだん疲れてくるけど、今度は『写真』アプリ。
うーん…Quick Actionで呼び出したことないかな。

こちらもiOS時代ではお察し。ほんと、iOS時代のiPadって、Quick Actionという概念がなかったのでしょう。華麗にスルーされている。iPhoneでやるなら、こっちでも対応してほしかったなぁ。

写真比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)
写真比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)

やはり、iPhone上のiOS 13のようなウィジェット呼び出し、これにiPadOSでは対応していないようです。

結論:反応するがウィジェット発動ナシ

【検証6】メモ

メモ比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)
メモ比較(左:iPadOS 13・右:iOS 12)

最後は『メモ』アプリ。
個人的には超多用するアプリのひとつ。ただ、Quick Actionというよりかはコントロールセンターで呼び出したりも。

うーん…iOS時代のiPadとは。

メモ比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)
メモ比較(左:iPadOS 13・右:iOS 13)

はい。もうパターンが見えたと思います。引っ張ってもしょうがないので、すぐに結論に移ることにします。

結論:反応するがウィジェット発動ナシ

結論

  iPadOS 13(iPad) iOS 12(iPad) iOS 13(iPhone)
コンテキストメニュー -
ウィジェット呼び出し - -

Quick Action検証の結果。

要するに、上表のような法則性で、iPadOSのQuick Actionは動いているのでしょう。とどのつまり、ウィジェットは呼び出せないよということ。ちょっと残念な結果でした。

ウィジェットっぽく呼び出せているのは、iOS 12時代のiPadでも呼び出せたものを引き継いでいるだけだと推測。残念ながら、完全なるQuick Action機能がついたとは言えない感じです。OSのバージョンアップで補完してほしいところ。

総括「iPadのQuick Actionは完全ではない」

総括「iPadのQuick Actionは完全ではない」

今回の検証を総括すると、iPadとiPadOS 13のコンビネーションによって、Quick Action機能は強化されたが、その強化は完全ではないということでしょう。

ウィジェットが出れば機能的には同等になるので、ぜひともアップデートでQuick Actionの機能強化を図ってほしい。macOSライクになったからこそ…。

本記事に登場したモノ
  • Apple|iPad Pro 11″(2018)
  • Apple|iPad mini(2019)
  • Apple|iPhone 11 Pro

編集後記

Quick Actionの最大の真価が発揮されるのは、最初に検証した『ショートカット』アプリだと思う。それくらいショートカットとの相性が良いのだ。

このショートカットこそ、Dockに置くべき。そして、Quick Actionで使いたい。だからこそ、iPadOSのQuick Actionでウィジェット呼び出しができてほしいところ。本当にアップデートが望まれる。